院長ブログ

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2016.05.06更新

Q: 私の父がどうやら歯を4本ほどブリッジをかけるように勧められたらしいのです。インプラントは費用がかかるからブリッジにしたそうです。質問ですが
(A) ブリッジというのは何年くらい持つものなんでしょうか?
(B) 現在、歯周病等はないようです。すぐに抜けたりしないものなんでしょうか。
(C) また、そちらでやっていただく場合の費用はいくらくらいでしょうか。下の奥歯手前4本ほどブリッジにした場合、社会保険適用されますか?

 

(A) ”ブリッジというのは何年くらい持つものなんでしょうか?”というご質問に対してどうお答えすればいいのか悩みますね。私が学生時代(20年位前です)は治療の最後にいれるブリッジなどの冠を”永久補綴(えいきゅうほてつ)”または”最終補綴(さいしゅうほてつ)”と業界用語で呼んでいましたが、呼び方はものものしいですが現実には5から7年くらいでトラブルが起こってやり直すことを暗黙の了解としていました。ImplantDentietryというアメリカの学術雑誌のMarket Report(2002?だったと思います)という報告では、インプラントが伸びている理由としてこう記されています。

1)1本欠損ブリッジ(1本だけ歯がなくて両側の2本の歯を削って入れるブリッジ)の費用は1500ドル(約18万円くらい)。削った両側の歯にトラブルが生じてくるため寿命は平均7年。

2)1本だけのインプラントの費用は2300ドル(約28万円くらい)。寿命は10年以上。両側の歯を削る必要がないため歯がながくもつこととか、費用対効果(治療単価は高いものの、長い目で見ればそのランニングコストは安い)が理解されてきて、ブリッジよりもインプラントを選択する消費者が年々増えている(前年比16~25%といった伸びを示している)。

といった趣旨の報告でした。もちろん個々の歯科医師の技術的なレベル、歯科技工士の製品レベルに加えて患者さんのもつ条件、予防管理状況などによって変化します。ただ、ブリッジとか冠といった修復物は、歯をけずるということで”近い将来再治療するトラブルの種をまいている”という一面があります。最近インプラントが注目を浴びるようになってきたのも、歯を削らない、歯を増やすことで負担が軽くなる、結果として残った歯が長持ちするという面が評価されているからです。

(B) ”現在、歯周病等はないようです。すぐに抜けたりしないものなんでしょうか。”このご質問に対しては、最近話題の耐震強度計算を偽造した姉○設計さんの例にもみられるように、ちゃんとした設計でちゃんとした施工をすればすぐに抜けたりしないものです。ただしブリッジという歯を削る治療方法が抱える欠点(将来虫歯になりやすい、歯の根っこの病気、負担過重による破折、清掃困難による歯周病など)からは逃れられません。

(C) ”そちらでやっていただく場合の費用はいくらくらいでしょうか。下の奥歯手前4本ほどブリッジにした場合、社会保険適用されますか?”というご質問に対して。
健康保険のブリッジは適用例が厳しく決められていて、1歯欠損から4歯欠損までです。その歯の抜け方やつなぐ歯の本数・種類によって適用されるかどうかが決まります。その適用範囲であれば治療費は一定額で、歯科医院によって差があるわけではありません。
さらに詳しいお話はお口を拝見してからがよろしいかと思います。
ご質問ありがとうございました。御来院をお待ちしています 。

投稿者: たけした歯科